理学療法士になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

理学療法士になるには?仕事内容・働き先・難易度・試験内容など解説

国家資格の理学療法士に興味を持つ方は多いです。 医療機関やスポーツ界で活躍する理学療法士ですが、なるためには国家資格に合格しなければなりません。 そこで今回は、理学療法士の仕事内容や試験内容などについてご紹介していきます。
リズ
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  • 2026.07.15 更新 掲載内容を見直しました。
  • 2024.01.01 公開 記事を公開しました。

理学療法士とは?

理学療法とは何か?

理学療法とは、病気や怪我などの原因で体の機能が不自由な患者に対して、マッサージなどの治療を行う方法のことです。 電気による刺激を与えたり、患部を温めたりする治療方法も行われます。 ほかに、機能を回復させるために体操や運動をすることも、理学療法の一つです。 物理的な治療を行って、日常的な動作ができるまでに回復させることが目的で、自力で立ったり、歩いたりすることを目指します。 プロのスポーツ選手が、筋肉の損傷を回復させるために理学療法を受けることもあります。

理学療法士が果たす役割は?

理学療法を受ける場合には、専門的な知識や技術を持った医療従事者からの指導が必要です。 間違った治療方法は患部を悪化させる可能性があるため、患者が一人で運動などの理学療法を始めることは好ましくありません。 理学療法士は、担当医師の指示に従って患者に理学療法を行います。 リハビリを直接指導しますので、理学療法士は患者からとても頼りにされている存在です。

理学療法士になるには?

理学療法士の資格について

理学療法士になるには、国家試験を受けて合格しなければいけません。 ただし、国家試験を受けるには条件がありますので、必ず把握しておきましょう。 大学や短期大学、専門学校などの教育機関で3年以上の専門課程を修了する必要があります。 また、昼間は働きながら、教育機関の夜間部に通って資格取得を目指すことも可能です。 教育機関ですべての課程を修了した後に、理学療法士の国家試験を受けられます。 例外として、作業療法士の資格を持っている場合には、2年以上の学習で受験資格を満たすことが可能です。

専門性の高い理学療法士の資格

理学療法士としてさらなる知識と技術を身につけたいなら、認定理学療法士や専門理学療法士の資格を目指しましょう。 認定理学療法士は、実践の現場で役立つ技能を取得することに特化しています。 対して専門理学療法士は、学術的なスキルアップが特徴です。 どちらの資格も学会参加や症例報告、論文作成などが取得要件となっています。 理学療法士のスペシャリストとして希少性が高いために、取得しているとその後のキャリアアップで有利になるでしょう。

理学療法士の仕事内容は?

患者に行う理学療法について

理学療法士は、病気や怪我によって体の機能を損なった患者に対して、理学療法を行うのが主な仕事内容です。 電気治療や温熱治療など、医療機器を取り扱う治療もあるので、専門性の高い技能を会得しなければいけません。 また、運動など機能回復の訓練も指導しますが、中には病気や怪我ではなく加齢に伴って機能が衰えた高齢の患者もいます。 高齢者は骨が弱くなっていることもありますので、年齢や健康状態に合わせた理学療法を行うことが大事です。 また、病気や怪我が原因となって自信を失ってしまう患者も多く、モチベーションが上がるように前向きな言葉をかけたり、よりそったりすることも求められます。

スポーツトレーナーとの違い

スポーツトレーナーは、理学療法士と異なり資格を必要としません。 スポーツ選手が最高のパフォーマンスをできるように、ストレッチや基礎体力作りなどの適切なアドバイスを行います。 ですが、スポーツ選手が怪我をした時に理学療法士からの助言を受けるなど、理学療法士とスポーツトレーナーが協力し合うケースも多いのです。

理学療法士の働き先は?

医療機関や福祉施設

理学療法士の主な職場は医療機関です。 整形外科など、怪我をした患者が機能を回復するためにリハビリを行う医療機関に所属することが多いです。 医療機関には最新の医療設備がそろっていますので、理学療法士としてキャリアアップを目指している方に最適と言えるでしょう。 また、高齢化に伴って、高齢者の機能回復も重要視されており、専属の理学療法士が在籍している老人福祉施設が増えています。 ほかに、障がいの機能回復を目的として、理学療法士を募集している障がい者福祉施設も多いです。

教育機関やスポーツ界

理学療法士の需要が高まっているために、養成課程を設けた教育機関が増加しています。 そのような教育機関では、学生を指導できる専門性の高い理学療法士のニーズもあるのです。 現場での臨床経験が長く、優れた技能を持つ理学療法士に向いているでしょう。 さらに、プロのスポーツチームに所属して、選手のリハビリなどを行う理学療法士もいます。 筋トレなど体づくりの知識も身につけましょう。

理学療法士の難易度は?

合格率を把握しよう

理学療法士の国家試験は合格率85%を超えており、新卒者ではなんと90%以上です。 各教育機関では確実に国家試験に合格できるように、過去の問題を用意したり、模擬試験を実施したりして対策を練っています。 卒業と同時に理学療法士の国家資格を取得できるように、受験勉強に専念することが秘訣です。

授業で教わったことが出題範囲

理学療法士の国家試験の出題内容は、教育機関の授業で教わることばかりです。 日頃からノートをこまめに取って、疑問点を疎かにしない習慣を身につけましょう。

理学療法士の試験内容は?

試験の内容について

理学療法士の国家試験の問題は、一般問題と実地問題の2種類があります。 一般問題では、解剖学や生理学のほかに、臨床心理学など幅広く出題され、60%以上の正解が合格ラインです。 実地問題は、実技に関する内容が出題され、35%以上の得点で合格できます。 なお、視覚に重度の障がいがある場合には、実地問題の代わりに口述試験および実技試験を受けることも可能です。

受験方法について

理学療法士の試験が行われるのは年に1回です。 受験願書の配布は10月下旬から始まり、提出期限は12月中旬から1月初旬です。 申込期日が定められていますので、必ず期日内に申し込みましょう。 冬季のため、天候の変化による郵便事情を考慮して、早めに出すことがポイントです。 試験は2月に行われ、3月に合格が発表され、卒業と同時に理学療法士の国家資格を取得できます。

需要が高まっている理学療法士

病気や怪我によって、体の機能を損なうケースはよくあります。 理学療法士は、電気や温熱などの理学療法を行いながら、患者の機能回復を補佐する医療従事者です。 高齢者のリハビリやスポーツ選手のケアも行いますので、理学療法士の需要は高まっています。 理学療法士を目指すなら、専門の養成課程がある教育機関で学びましょう。 働きながら夜間部で学ぶ方も多くいるので、自分に合った方法を探してみてくださいね。